息子5歳、春から年長さんになります。
4歳あたりから「なんとなく学習習慣が身につけばいいかな……」くらいのゆるーい感じでおうち学習に取り組んでいます。
あえて「ゆるーい」なんて書き方したのは、やってあげたい気持ちはあれど、母子ともに毎日机に向かようにはできていなかったからです。

ゴリゴリにおうち学習や習い事させてないけど、文字の読み書きできてきてるし……まぁいっか
と、お気楽に構えていた私。
とはいえ世間では小学校入学前の準備期!とか言ってみんなちゃんとやってるらしいし、春休みヒマだしちょっとおためし教材だけでもやらせてみるか、というなんともやる気のない感じでZ会の通信教育の資料請求をしてみました。
私自身は子供時代にこどもちゃれんじ、中学生の頃にZ会で育っているので、とりあえず自分に馴染みのある会社の教材を見てみるかくらいの感覚で選んでます。ザ・適当。
そんなゆるーくてきとーうな感じで資料請求してみたわけですが、予想以上におためし教材の内容が充実していただけでなく、ふだんの読み書きだけでは見えない息子の苦手(と親である私の課題)が見えてきたので、感想を書いてみます!
Z会に資料請求すると何が届くの?
Z会の幼児コースの資料取り寄せをお願いして、自宅に届いたものがこちら。
写真上段はコース内容の説明など保護者向けの資料。下段がおためし教材です。
おためし教材として届いたのはこの種類。
- ぺあぜっと
- かんがえるちからワーク
- かずだいすきぶっく
平日に子供がひとりですすめられる「かんがえるちからワーク」と休日に親子で実験や観察をして理解を深める「ぺあぜっと」、ゲームとワーク学習を通して数へ親しむ「かずだいすきぶっく」。
なかでも「かんがえるちからワーク」が我が家にとって親子の苦手に気づくきっかけになって印象的でした。
かんがえるちからワークで「問題を解く」練習ができた
おためし教材として届く「かんがえるちからワーク」は、通常受講する1か月分の冊子のおよそ4分の1の分量。
1日1ページずつ進めるので8日分のワークを解くことができます。
内容はことば・数・自然・生活・表現など様々な分野の問題がバランスよく編集されています。
「読める」し「書ける」のに「解けない」
「平日におこさま主体でできる!」とあったので、ひとまず息子にひとりで解かせてみることに。
その日解いたのは、宝までの地図と設問があり、絵を見ながら進んだ道順を文章に〇で囲っていくもの。分野としては「ことば」の問題でした。
ワークを手渡し、ざっくり流れを説明して、「よく問題読んでやってみてね」と始めた数十秒後。

できた!!!!
え?!早っっ!!!!
どれどれと回答を見てみたら、迷路に道順だけ描いて解き終わったつもりでいる!!!
まてまてまてちがうそうじゃない。
迷路の道順をなぞるだけの問題ではないこと、この地図をみながら設問を読んで、その道順を言葉で表現する必要があること、そのためには問題をよく読んで正しいと思う方を選ばなければならないことを今度は丁寧に説明してみました。

どういうこと?
これまで市販のワークで「めいろ」とか「ひらがな」とかを解いていた息子。目についたものをそのまま解けばクリアできていたので、問題文の一番最初にあった迷路だけ解けばいいと思ってしまったようです。

まず橋を通ったよね?「新しい橋」と「古い橋」どっちを通った?

………橋だよ???
自分が通った道筋しか目で追っていないので、「新しい」も「古い」も木はひとつしか通っていないという息子。問題文をもう一度読んで、趣旨の説明をする私。
何度かこんなやりとりを繰り返し、短気な私はイライラ。
「子供の集中力が切れる」or「親が笑顔で教えられない」のどちらかでも発生したら本日のおうち学習は終了、というのが我が家のルールなので、この日はこの1問を解いて終わりに。
ひらがな・カタカナは読めるので、問題に書いてあることは音読できる。でもそこに書いてあることを理解して、さらにその先にある設問を読み解いていくことができるかどうかは別問題なのだと気づかされた問題でした。
問題を解くには形式を知る・慣れることも必要
最初の1ページ目からイライラ発動してしまった私は、夫が帰宅したタイミングでそのことを相談。
ふーん、と聞きながらワークを眺めていた夫は一言。

そもそもの問題の形式を知らないだけじゃないの?
いきなり『選択肢・選択肢』と書かれていても、「・」で言葉が区切られていることも、そのどちらかから回答を選択することも、初めて見た息子にはわからない。

これたぶん、単純に慣れればわかると思うよ?

おっけー、任せた
こういう時、「ありがとうわかった!やってみる!」と言わずに夫に押し付ける、可愛げのない妻です。
夫が文章問題の基礎のきを説明すると、息子の方もふんふんと聞いて理解した様子。
「問題をよく読み」、「考える」ことを意識したら自分で解けるようになった
翌日からは1日1ページを親子でしっかり確認しながら解いて、どうしてその答えになったのか一緒に考えるようにしました。
私が気をつけたのは、「問題をよく読む」ために、問題文で息子に見慣れない表現があればつまづく前に説明すること。
文章が読めること=文章を理解できることではないということを念頭におくことでした。

「息子がどこでつまづくのかを知る」のを目標にしたら、イライラするのは(少し)減りました
おためし教材で届いた「かんがえるちからワーク」は全5ページの構成だったのですが、最後の1ページは私が隣にいなくても自力で解けるように!
自然科学などを題材に「なぜこうなるのか」を考える力を育てるのがウリの教材ですが、我が家にとっては文章問題の形式を知る・慣れるという意味で息子の成長を促すことができました。
「かずだいすきぶっく」が市販ワークに近い感覚だったので、この「かんがえるちからワーク」単品で販売されていたら定期的に購入するかもなぁと思いました。
無料おためし教材として大満足のボリューム!息子の苦手を知るきっかけになりました
なんの気無しに資料取り寄せをしたZ会 幼児コースでしたが、届いたおためし教材が予想以上のボリュームで結果的に大満足でした。
我が家がつまづいた「かんがえるちからワーク」もさくさく解けるようになると、1ページあたりにかかる時間は5分以下だったりして、親子ともども負担にならない時間設定になっているなとも感じました。
ふだん幼稚園で取り組んでいるワークや市販の学習ワークなどでの解答に慣れている子供にはZ会の教材は考え方のコツをつかむまで難しさを感じる面もあるかもしれませんが、自分で考えて答えにたどりつく練習ができるというのはすごく魅力的!
私の場合は「読み書きができるから文章理解もできるだろう」と思い込んで丸投げしているところがあったので、息子のつまづきポイントに早めに気づけてよかったです。

短気なところも直さないとだめティラ!
その後じつは本申し込みもせずそのまま放置しているんですが、数か月おきくらいにたまーにハガキが送られてくるだけで勧誘TELが一切なかったのも好印象でした。
DMハガキも断ることもできるようなのですが、子供の年齢に沿った学習内容を知る機会だと思っているので、そのままにしています。(え、みんな時計もう読めるの?やべっ!みたいなお尻に火がつくきっかけがないと動かない母なので)
Z会 幼児コースで実際に使われているワークが無料でおためしできてとっても太っ腹だなぁと思ったので、気になる方は資料請求してみてください。